海沿いの家を長持ちさせる!秋から始める「サビ・塩害」対策ガイド
こんにちは。
湘南地域で家づくり・リフォームを行っている OHANA HAUS(オハナハウス) の小川です。
海沿いで暮らす魅力といえば、開放的な景色や潮風の心地よさですよね。
でもその一方で、湘南エリア特有の"塩害"によって、
家が気づかぬうちにダメージを受けていることもあります。
特に夏の強い日差しと潮風を受けた後のこの時期、
秋のメンテナンスがとても重要です。
今回は「海沿いの家を長持ちさせるための塩害対策」について、わかりやすくご紹介します。
🏡 夏の潮風で家はこんなにダメージを受けています
湘南の海風には塩分が含まれています。
この塩分は空気中の水分と一緒に建物の表面に付着し、
乾くと白い粉のような結晶(塩分)が残ります。
これが繰り返されることで、金属部分の錆びや塗装の劣化が進行してしまうのです。
特に影響を受けやすいのは次の部分です。
・ベランダやフェンスなどの金属部材
・アルミサッシや手すり
・外壁の金属部(ビスや金物など)
・屋根の棟板金・雨樋の金具
一見キレイに見えても、近くで見ると小さな錆びや白っぽい汚れが出ていませんか?
それが"塩害のサイン"です。
⚠ 塩害を放置するとどうなる?湘南でよくある劣化例
塩害を放っておくと、次のようなトラブルにつながります。
・サッシやドアノブが錆びて開閉しづらくなる
・ベランダ手すりの塗膜が剥がれ、金属が腐食
・外壁や屋根のジョイント金具が錆びて雨漏りの原因に
・コーキングの劣化が早まり、外壁内部に水分が侵入
湘南のように風が強い地域では、
塩分が家の北側や裏面までまわりこむことも珍しくありません。
「普段見えない場所ほど傷みやすい」----これが沿岸地域の特徴です。
🍂 秋は「塩害リセット」に最適な季節
台風が落ち着き、空気が乾いてくる秋こそがメンテナンスのベストタイミングです。
・高温多湿の夏を終えた今、外壁や屋根の乾燥状態が安定
・作業にも適した気候で、塗装や補修の品質が高まる
・冬の冷え込み前に錆びの進行を止められる
夏に受けたダメージを"秋のうちにリセット"しておくことで、
来年の梅雨や台風シーズンにも備えられます。
🔍 自分でできる!塩害チェックと簡単ケア
日頃のセルフチェックでも、早期発見は十分可能です。
次のポイントを確認してみてください。
1.サッシや手すりに茶色い点や粉状の汚れがないか
2.外壁を手でこすったとき、白い粉(チョーキング現象)がつかないか
3.雨上がりに水が染み込む部分がないか
見つけた場合は、中性洗剤を薄めた水で優しく洗い流すだけでも効果的です。
その後は水でしっかりすすぎ、乾いた布で拭き取ってください。
ただし、高圧洗浄機を強く当てると塗装を傷めることがあるので注意です。
🩺 プロに相談すべきサイン
次のような症状がある場合は、専門業者による点検をおすすめします。
・錆びが広範囲に広がっている
・外壁の塗膜が浮いている・ヒビが入っている
・コーキングが割れて隙間ができている
・何度洗っても同じ箇所がすぐに変色する
放置していると、塗装だけでなく下地まで腐食が進み、最終的に「塗り替え」では済まない
大掛かりな工事になることもあります。
早めの点検で、家の寿命は10年以上変わるとも言われています。
🌈 湘南で"塩害に強い家"をつくるポイント
新築・リフォームの際には、素材選びと塗料選びが重要です。
・フッ素塗料・無機塗料など、塩害に強い塗装を採用
・ステンレス・アルミ素材など、錆びにくい部材を使用
・風通しを考えた設計や植栽による防風の工夫
・定期的なメンテナンススケジュールを立てる
海を楽しみながらも、家を長く快適に保つ----それが湘南での理想の暮らし方です。
🌺 まとめ:海と共に暮らす家を、秋に整える
海が近い暮らしは、自然とつながる素晴らしい時間を与えてくれます。
その一方で、家も"海と共に呼吸している"という意識が大切です。
秋の今こそ、家を守るためのちょっとしたケアを。
それが、来年の夏の快適さと安心につながります。
湘南エリアでの塩害対策や外壁・屋根の点検は、OHANA HAUS(オハナハウス)へお気軽にご相談ください。
お住まいの状況を拝見し、最適なメンテナンス方法をご提案いたします。